お盆休みの前だから、帰省前に【高齢の家族】の安全を考える

高齢者の安全を考える。徘徊高齢者の保護

こんにちは。博多の建築士三兄弟です。

住まいの専門家として、役立つ情報を発信しています。

別居する【高齢の家族】の安全を考える機会がありました。

「徘徊するご高齢の女性の保護しました。」

「自分たちに何ができるか考えました。」

「自分たちがやっていることを、共有できたらと思います。」

別居の高齢者を見守る方法

 

昨日、大通りの中央分離帯に立ち竦む「ご高齢の女性」を保護しました。

身近な問題として、高齢家族の安全を考えるよい機会だと思い、ブログに残すことにしました。

福岡市西区のダイレックスの近く、早朝6時30分頃いつものように通勤していると、ご高齢の方が道路の中央分離帯の付近で、立ち竦んでいました。

↓その時のドライブレコーダーがこちらです。

・動画を見て、皆さんにも身近な問題だと感じていただけたらと思います。

徘徊高齢者を保護して警察へ通報しました。ドライブレコーダー

テレビのニュースなどでは、「徘徊する高齢者」が社会問題になっていることは知っていましたが、自身の経験として事の重大さを認識しました。

自分の母親だったら、自分の祖母だったらと思い接することができました。

発見から保護まで

中央分離帯に人影が見える。危ない?

朝の通勤途中6時30分ごろ、片道2車線の中央分離帯付近に人影を見つけました。

前方の車両は通り過ぎていきます…。

最初は、「危ない場所で道路を渡っているなー」と思いましたが、少し様子がおかしい。

 

「もしかしたら、この方は困っているのでは?」と感じ、車のハザードランプを付けて、安全に駐車させました。

 

駆け寄って声掛け。

駆け寄って「大丈夫ですか?」と声を掛けましたが、困った表情のご高齢の女性は立ち竦んだままで、返事がありません。

とっさに「良かったら歩道へ行きませんか?」と、手を取って広い歩道へ誘導しました。

信号が変わるごとに交通量が変わる通りだったので、安全に誘導できました。(状況によっては大変危険です。)

 

高齢女性の意思表示は無い。

歩道に着いてからご高齢の女性からは、明確な意思表示がありません。

女性が何を求めているのかが分かりません。(喉は乾いていないのか?座って休みたい?自由にしたい?)

お気持ちが分からずに、110番・警察へ通報することにしました。

 

高齢女性の意外な行動。

最初は、誘導したまま手を繋いでサポートしていましたが、電話するために手を放しました。

電話をした後は、女性は不安そうに手を差し出してきました。

予想外でしたが、(立っているのか辛かったのか?心細かったのか?)理由は分かりません。

警察が到着するまで、手を繋いで待つことにしました。

女性の右手には「髪のくしや、身の回り物」が入った手提げバック、左手には白い上着をお持ちでした。

(どこに行く予定だったのかは分かりません。)

 

警察は直ぐに来てくれない。

緊急では無いと判断したのか?警察は直ぐに来てくれません。

通報から20分経過したころに、軽自動車のパトカーが2台やっと到着しました。

警察の方は、女性の身元確認と、私の免許証の確認を行いました。

私に出来ることは無くなり、その場を離れることになりました。

 

自分の判断は正しかったのか? 考えさせられる。

・怖がられていなかったのか?

・自分も動揺していたので、安全な誘導できていたのか?

・もし、高齢の方が、歩道への誘導を拒否していたら?対応できた…?

・もし、高齢の方の体調が悪かったら?対応できた…?

振り返ると考えさせられます。

特に警察からの連絡はありませんので、安全に自宅へ送り届けられたと思っています…。

お身体に気を付けてお過ごしください。

 

考える機会にする。

【高齢の家族】の安全を守るために何が出来るのか考えるきっかけになりました。

 

高齢の家族の安全を、真剣に考える機会

私の近い親族には、70代80代100代の高齢者がいます。

真ん中
真ん中

博多の建築士三兄弟の真ん中です。

孫の立場から、子の立場から、建築士の立場から、いろいろと考えてみたいと思います。

今回の高齢者の話を、70代の母親にしました。

母は、驚きながら自分にもそのような状態が起きる可能性があるのか?と、

真剣に考えていました。

「夏なら熱中症で判断力が落ちてしまって、そのような状態になることあり得るかも」

と、話していました。

 

お盆休み前の今だから、特に思うことを書いていきたいと思います。

 

私が直ぐにできるかも!と思う方法や、すでに行っている仕組みについてお話ししたいと思います。

 

新しいシステムを活用した見守り方法

APPLE(iphone)のAirTag(エアタグ)を使った「探すシステム」

私は、スマートフォンにiphoneを使っています。

財布を無くさないためにAirTagを使い始めて2年が経ちます。

スマートフォンを使って、財布の位置を簡単に探すことができるので、すごく重宝しています。

 

プライバシーの点から、ご家族の同意や、親族の同意が必要になると思いますが、緊急に始められる分かりやすい「探す」システムです。

ご家族が必ず持ち運ぶものに、エアタグを入れておけば「探す」ことができます。

 

↓2年間使用したAirTagの写真です。(2021年7月に購入)

 電池交換の目安は1年間程度。そろそろ2回目の電池交換を予定しています。

2年間使用したAirTagの写真・寸法・側面

キーホルダーのようなアクセサリーを使うことで、使い勝手が良くなると思います。

 

↓iphoneの【探す】アプリの使用画面です。(左側)

 事務所にいるときに、実際に財布の位置を探した画面です。市街地での活用をお勧めします。

iphoneの探すアプリの使用画面

↓Apple AirTagのホームページのリンクです。


 

100歳のおばあちゃん「妻のおばあちゃん」の自宅

別居する高齢家族を見守る

妻のおばあちゃんの家には、パナソニックの「スマ@ホームシステム」を使っています。

おばあちゃんが廊下を通過すると、妻のスマートフォンに通知させる簡単なシステムです。

↓パナソニックのホームネットワークのホームページのリンクです。

 

実例は、後ほどブログにしたいと思います。

 


 

100歳のおばあちゃんと、80代のおじいちゃん、2家族をテレビ電話でつなぐ

音声で通話を開始できる

「アレクサ〇〇さんへ電話して!」

別居する高齢者の家族とTV電話

2家族をつなぐ簡単なテレビ電話を、それぞれの家に設置しました。

100歳のおばあちゃんは、「アレクサ」を呼び出して、家族とテレビ電話で繋がります。

年齢に関係なく「音声で指示できる」快適なシステムです。

 

↓アマゾンのアレクサ コミュニケーションのホームページ、リンクです。 

 

実例は、後ほどブログにしたいと思います。

 

高齢女性に気づかされた。お盆前だから準備できること…

お盆休みが始まるまで、あと2週間あります。

商品の購入も間に合うのではないでしょうか?

実家への帰省前に、ご自身に合った「ご家族の見守り方法」を考えてみてください。

私もいろいろと考えてみたいと思います。

 

次のブログでは、建築・住まいの視点で高齢家族の見守り方法をお知らせできたらと思います。

よろしくお願いいたします。

 

取り急ぎ書いたブログでしたが、参考になりましたでしょうか?

 

関連するブログ

↓2023年8月1日 新しくブログを追加しました。 実例を多数掲載しています。

高齢者の住まいを安全にするチェックポイント

・高所作業防止・浴室対策・物干し・見守りシステム・TV電話について

 

 

↓2023年8月8日 新しくブログを追加しました。 トイレの手すりを取り付けました。

実家のトイレに手すりを設置しました。

・手すりの取り付け方・使用した道具と部材・壁下地の状況・手すりの取付寸法

 

↓2023年9月18日 新しいブログを追加しました。 浴室の安全性の向上

浴室の冷たい床には、防滑シートリフォームがおすすめです。

・具体的な工事事例5・工事の費用・お風呂に入れない期間・商品の紹介

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

博多の建築士三兄弟

 

トライクルハウス株式会社

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電話:092-791-1801